【完】溺愛フラグが立ちました。
高校時代から、投稿サイトに絵を載せていた。
アニメやゲームのキャラクターを自分の絵柄で載せてみたところ予想以上に反応がもらえ、オリジナルのイラストも載せるようになった。
そこでは素人なのに何万人ものユーザーから注目を浴びている同年代の人がいて、そういう才能のある人は声がかかりデビューしていった。
本屋に並んでいる書籍の表紙を私よりずっとあとに投稿し始めた新人が飾っているなんてこともあって、それを見つけたときはへこんだし、あんな風になりたいと影響されもしたものだ。
私の絵は、そんなに上にはあがれなかったけど埋もれていたわけでもない。
有り難いことに、固定ファンもついてくれていた。
だけど、あくまで趣味の延長線上で。
プロには届かなかった。