土方歳三の熱情
「甘いの……って何のことですか?」
「甘いものを食うのは好きかって」
「あぁ、もちろん好きですよ。
甘いものが嫌いな人なんているんですか?」
「だよなぁ、でもここにはけっこう多いんだよ、それが。
木村はどうだ? 好きか?」
三人の集団戦法で戦うと決まった日以来、
私達三人は普段からできるだけ行動を共にするようになった。
そうやって仲間の結束を固めて戦闘の際の連携を高めていくのが新撰組の強さの秘訣らしい。
「いえ……私はいいです、やめておきます」
木村さんは甘いものが好きとも嫌いとも言わずに歯切れの悪い返事をした。
「な、みんなこんな感じなんだよ」
「はぁ」
なんとも言えない微妙な不安を感じる。
「しかし篠田とは気があうな。
風呂は嫌いだし甘いものは好きだし。
虫けらが苦手ってのはよく分からんけど」
「甘いものを食うのは好きかって」
「あぁ、もちろん好きですよ。
甘いものが嫌いな人なんているんですか?」
「だよなぁ、でもここにはけっこう多いんだよ、それが。
木村はどうだ? 好きか?」
三人の集団戦法で戦うと決まった日以来、
私達三人は普段からできるだけ行動を共にするようになった。
そうやって仲間の結束を固めて戦闘の際の連携を高めていくのが新撰組の強さの秘訣らしい。
「いえ……私はいいです、やめておきます」
木村さんは甘いものが好きとも嫌いとも言わずに歯切れの悪い返事をした。
「な、みんなこんな感じなんだよ」
「はぁ」
なんとも言えない微妙な不安を感じる。
「しかし篠田とは気があうな。
風呂は嫌いだし甘いものは好きだし。
虫けらが苦手ってのはよく分からんけど」