土方歳三の熱情
chapter7
数日後の昼下がり、
島田さんは幹部の人達だけの大事な会合があるらしく一人で私が立ち入ったことのない建物に入っていった。
私は木村さんと二人で特にやることもなくぼんやりと中庭で過ごしていた。
「今日は暖かくていい日だねぇ」
木村さんがおじいさんみたいなことを言う。
「そうですねぇ」
私もおばあさんみたいに返してみる。
「ところで幹部の人達の会合ってどういうことを話すんですかね?」
私は木村さんに質問してみた。
「今日のは定例のやつだからそんなに大した話はしてないと思うよ。
時々緊急で幹部が召集されるとその後に大きな作戦があることが多いけど」
「島田さんはそういう集まりに呼ばれるくらい偉い人だったんですね」
「そうだよ。知らなかった?
島田さんは古株だし腕も立つし、偉いんだよ」
「でも全然エラそうにしないですよね」
「そうだね。新撰組の幹部はそういう人が多いよ。
みんなではないけど」
島田さんは幹部の人達だけの大事な会合があるらしく一人で私が立ち入ったことのない建物に入っていった。
私は木村さんと二人で特にやることもなくぼんやりと中庭で過ごしていた。
「今日は暖かくていい日だねぇ」
木村さんがおじいさんみたいなことを言う。
「そうですねぇ」
私もおばあさんみたいに返してみる。
「ところで幹部の人達の会合ってどういうことを話すんですかね?」
私は木村さんに質問してみた。
「今日のは定例のやつだからそんなに大した話はしてないと思うよ。
時々緊急で幹部が召集されるとその後に大きな作戦があることが多いけど」
「島田さんはそういう集まりに呼ばれるくらい偉い人だったんですね」
「そうだよ。知らなかった?
島田さんは古株だし腕も立つし、偉いんだよ」
「でも全然エラそうにしないですよね」
「そうだね。新撰組の幹部はそういう人が多いよ。
みんなではないけど」