土方歳三の熱情
「じゃあ私に、オレの家に通えって言ったのは……」
「篠田が噂のせいで困ってるから、助けようとしてくれてるんじゃないのかな?」
「でも木村さんから土方さんにそういう話はしてないんですよね?」
「してないけど、
昨日の武田とのことで大体の状況は分かってるんじゃないの?」
「でも、あれだけだと、私が武田さんを嫌がってることが分かっただけで
男色自体を嫌がってることまでは分からないじゃないですか。
それに私に男色の経験がないことも知らないわけでしょ、土方さんは」
「そうだね。今のところ土方さんが知ってることは、
篠田が武田を拒んだこと、
篠田が町野を拒んだこと、
篠田に男色の気があると噂されていること。
それだけだもんね」
「それだけしか知らずに、オレの家に通えって言うということは……」
「オレと男色の関係を結ぼうっていう意味だね、たしかに」
「そうなりますよね、やっぱり」
「篠田が噂のせいで困ってるから、助けようとしてくれてるんじゃないのかな?」
「でも木村さんから土方さんにそういう話はしてないんですよね?」
「してないけど、
昨日の武田とのことで大体の状況は分かってるんじゃないの?」
「でも、あれだけだと、私が武田さんを嫌がってることが分かっただけで
男色自体を嫌がってることまでは分からないじゃないですか。
それに私に男色の経験がないことも知らないわけでしょ、土方さんは」
「そうだね。今のところ土方さんが知ってることは、
篠田が武田を拒んだこと、
篠田が町野を拒んだこと、
篠田に男色の気があると噂されていること。
それだけだもんね」
「それだけしか知らずに、オレの家に通えって言うということは……」
「オレと男色の関係を結ぼうっていう意味だね、たしかに」
「そうなりますよね、やっぱり」