土方歳三の熱情
「土方さんが篠田を見て男色に目覚めたってこともありえるな。
オレだって篠田の女みたいな腰つきを見てると時々なんか変な気持ちになる時があるし、
土方さんだってそうなのかもしれない」
「木村さんそんな目で私を見てたんですか?」
「いや、そんな気持ちになっちゃうことがあるってだけでずっとそんな目で見てるわけではないよ。
それよりも篠田は土方さんのこと、どう思ってるの?」
実のところ私は土方さんに恐怖を感じたことはまだ一度もない。
武田さんから救ってくれた時はとにかくかっこいいと思ったし
町野から救ってくれた時はただただ頼もしかった。
鬼の副長とまで言われる人が、なぜ私にだけこんなにも……と考えると、
やっぱり土方さんが篠田伊之助を男色の相手として特別扱いしているとしか考えられない。
「仮に土方さんに男色の気があるとして、
私が土方さんの家に通って、
でも私にはまだ男色の経験はないから心の準備が出来るまで待ってほしいって言ったら、待ってくれますかね?」
オレだって篠田の女みたいな腰つきを見てると時々なんか変な気持ちになる時があるし、
土方さんだってそうなのかもしれない」
「木村さんそんな目で私を見てたんですか?」
「いや、そんな気持ちになっちゃうことがあるってだけでずっとそんな目で見てるわけではないよ。
それよりも篠田は土方さんのこと、どう思ってるの?」
実のところ私は土方さんに恐怖を感じたことはまだ一度もない。
武田さんから救ってくれた時はとにかくかっこいいと思ったし
町野から救ってくれた時はただただ頼もしかった。
鬼の副長とまで言われる人が、なぜ私にだけこんなにも……と考えると、
やっぱり土方さんが篠田伊之助を男色の相手として特別扱いしているとしか考えられない。
「仮に土方さんに男色の気があるとして、
私が土方さんの家に通って、
でも私にはまだ男色の経験はないから心の準備が出来るまで待ってほしいって言ったら、待ってくれますかね?」