孤高に笑う女

「…っ!」

言葉には出さないもののわらわ自身この様な感じになるものなのかと思ってしまった

自分で言うのもなんだが綺麗になってると思う

「雪紀も満足そうね!
そろそろ時間だから広場に行くわよ!」

「分かりました」

少し、自身の姿を見るのを名残惜しむまま屋敷の中にある広場へと向かった

広場に着くとそこには6つの家がそれぞれ来ていた

「お兄様、お久しぶりね?」

「優和、元気そうでなりよりだよ」

母上がお兄様と呼んだのは、紫羽家現当主の紫羽 飛翔(かける)さん

すると、飛翔さんがわらわの方を向いた

「雪紀様、我が息子と話しては頂けませんか?」

飛翔さんが言うと前に出てきたのは紫羽家婿候補の紫羽 翔太(しょうた)

紫羽家との事もあり母上と似た丸いタレ目は印象を優しくさせる

髪の毛は茶色でやわらかそうだ

身長は180前後だろうか、父上より少し低い感じがする

昔の幼さは無くなり、好青年の印象をうける

「雪紀さん、2度目のお会いですね?
私、紫羽 翔太と言います」


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