孤高に笑う女
占いの仕事が終わり就寝の時間になっていた
そこに、最近のわらわの悩みがあるのだが
「天夜、今宵も気分が乗らぬのか?」
「はい、すみません」
それは…
「其方はいつになったらわらわを抱いてくれよう?」
「その様な気分ではありませんので申し訳ありません」
「左様か」
天夜がなかなかわらわを抱いてくれぬ事だ
天夜が抱きたい時にと思って無理にする事はないと言っていたのだが、この1ヶ月ご無沙汰だと流石にわらわも我慢の限界というものがある
この様に言うとがっつき過ぎなのだろうかとも思うが、その様なものわらわには関係ない
抱いてもらいたい時に聞き、そうでなければ何も言わない
その様に育ったのだから致し方なかろう?
それにしても、天夜の猫っぽい性格は厄介なものよのう
家での気ままさにはわらわでも驚かされる
仕事のない日に2人でのんびりと過ごしていた時、何を思ったか日向の方へ行き座った、かと思いきや立ち上がりウロウロ部屋を歩き回ったりなど予測不可能な動きをする
それを見るのもなかなか楽しいのではあるのだが、天夜が何を考え行動しているのか気になる所はあるな