孤高に笑う女

天夜は縁側におり、庭にいるキツネを自分が飼っている猫を撫でながら見ていた

白銀の敷地には様々なキツネが放し飼いされている

飼うと言えども白銀が所有している小さい山に放しているだけで世話はしていない

だからほぼ野生のキツネ達だ

その中でも初代が飼っていたキツネの子孫は野生のキツネとは別で庭で飼っている

ちゃんと手入れされてあり毛並みも綺麗にされてある

天夜が飼っている猫は6つの家はそれぞれ自分の相棒ではないが飼う習わしがあるらしい

だから母上も柴犬を飼っていた

天夜はノルウェージャンフォレストキャットと言う品種の猫を飼っている

毛の色はブルータビー&ホワイトでオスだ

人懐っこく甘えん坊な性格なのだが、天夜がそういう性格の猫を飼うとは意外な一面を知れてそんな所も愛おしく感じてしまっているのはわらわだけの秘密

それにしても、絵になるなぁ

月明かりに照らされた天夜は一段と美しく見える

「美しい…」

「……」

つい口に出てしまった


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