孤高に笑う女
それが代々伝わる儀式と決まりだ
わらわは女だから男兄弟がいるほど候補が増え居なければその家からの婿候補が居ないなということで自動的にその家の女がその家の主になり夫を探さなければならない
父上の時は真逆と言える
わらわが気に入る奴がその6つの家に居るとは思えぬ
しかし、掟でその6つの家から婿を選ばなければならない
儀式がもうすぐあると思うと気が重い
母上は楽しみにしている様だが何がそんなに楽しみなのか分かりかねる
父上は父上で己の発言したい時に発言し、己がしたい事を周りの状況など考えずにする
父上の場合はその様に育てられたからだろうから仕方ないのかもしれない
わらわもその様に育てられてる
それか父上の血が強いのかもしれぬな
まぁ、今更どうこう言ってもこの運命には逆らえぬ
作られたモノレールを脱線せずに進むことにしよう