オレと先生のハナシ【長編・完】
しばらく泣いていると




「先生のせいじゃないよ。先生は悪くない」




その言葉を聞いた途端、落ち着いてきた自分に気が付いた。




屋上の時もやっぱり山崎君が楽にしてくれたんだ……




だから私は屋上の時も今この時期でも心から笑えるんだ。



山崎君は自然に私を楽にしてくれる人。




そう思った。




「先生大丈夫?」


少し心配そうな顔の山崎君。
私は笑顔で



「うんっ♪大丈夫!!山崎君!ありがとう!!」



山崎君は今まで見たことない笑顔で笑っている。



それを見た私は



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