オレと先生のハナシ【長編・完】
俺が言った後、しばらくたってから



「……………山崎君」



先生の顔を見ると……



悲しい顔をしていた。



「…………っ」



下を向く俺



「山崎君、さっきの電話は本当に愛可だよ?
高校からの友達で山崎君に告白された時も相談した」



黙る俺。



「それにね、湘は来なかったよ。
ドタキャンってやつ!」



思わず先生を見る俺。

先生は少し微笑んでる様に見える。



「皆で宴会みたいのしてたから遅くなったの。

でも、山崎君が聞きたいのはそこじゃないか!」



また下を向く俺。



そう俺が聞きたいのは大村と先生の事。


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