オレと先生のハナシ【長編・完】
「両親が死んだ後、私は土曜日に帰ったじーちゃん家に住むようになったの。

でも、その頃凄く落ち込んじゃってね…学校も行かないで毎日部屋に閉じこもってた……」



俺は先生に思い出したくない事まで思い出させてる気がした。





「そしたら湘が学校終ってから来るようになったの。

私、両親が死ぬ前は別の所に住んでて年末とかしか来てなかったから、湘がこっちに住むんだから!って時々色々な場所案内してくれた。

半年位かかったかな…それで私は外も学校も行ける様になったのよ」



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