オレと先生のハナシ【長編・完】
「まぁー小さい頃、湘とは歳が近いから会うとよく遊んでたのもあるけど……

あの頃……じーちゃんとばーちゃんの次に湘が私の身近に居たから、湘は私の事良く知ってるんじゃないかな………」




大村が




先生を救った。




そう解った途端



「………ご・ごめん……俺…………」



突然先生が抱き締めてくれた。



「……泣かないで…山崎君」



「俺、先生と大村の事……疑った……だから俺日曜日の電話で……会いたいけど疑ったから会いづらくて……我慢するって……ごめん先生」



先生は何も言わず俺の頭を撫でてくれる。


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