オレと先生のハナシ【長編・完】
慎〜屋上〜
(最近先生の様子がなんか変だ……)
(ここ何週間か前からなんか悲しそうな顔をしている……)
(悲しそうな顔はやっぱり面白くない)
そう思っていた。
そのまま真っすぐ屋上に向かいドアを開ける。
そこには空を見ている先生が居た。
俺の予想は正しいと確信した。
ドアの音にも気付かず
眼鏡も掛けず
ベンチに腰掛け
膝を抱えた体育座り状態で
今にも泣きだしそうな顔で空を見ている先生。
俺は………。
(ここ何週間か前からなんか悲しそうな顔をしている……)
(悲しそうな顔はやっぱり面白くない)
そう思っていた。
そのまま真っすぐ屋上に向かいドアを開ける。
そこには空を見ている先生が居た。
俺の予想は正しいと確信した。
ドアの音にも気付かず
眼鏡も掛けず
ベンチに腰掛け
膝を抱えた体育座り状態で
今にも泣きだしそうな顔で空を見ている先生。
俺は………。