オレと先生のハナシ【長編・完】
「本当に形だけでいんです!!」




「ですが……校長先生。私、これからもその彼と居たいと思ってるんです。ですから…」




すると校長先生は

清水先生!!

と叫びながら立ち上がり、手を合わせ頭を何度もペコペコ下げてきた。




「1度でいいんです!1度してもらえればもう頼みません!
彼氏が居るのに本当に申し訳ないですがお願いします!!
揃えないと妻になんて言われるか!!」



妻!?




校長先生はいつの間にか汗をかいていた。




「この話…奥様が持ってきたんですか?」



校長先生はハンカチで汗を拭きながら



「ええ。……趣味みたいなもので……約3年周期で持ってくるんですよ」




「3年周期……ですか」




校長先生、可哀想に………



同情してしまう。




「清水先生お願いします!!半日……いや2、3時間、話に付き合ってくれればいいんです!!」




また頭を下げる校長先生。
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