オレと先生のハナシ【長編・完】
「謝らなくていいって」




「だって、こんな事になるはずじゃなかったのに…またになったから」




そしてまた
ごめんね・と言う先生………




何でそんなに謝るんだよ………




「もうごめんって言わないでよ。聞きたくない」




すると先生はしばらく黙った後




「解った。もう言わない。またになったけど私、しっかり断るわ」




「うん。これからは喧嘩の時以外ごめんは禁句ですから」




「あはは。解った禁句ね。でも言ったらどうなるの?」




それから俺は禁句を破った時の罰についてベラベラ喋った。




その間に先生はどんどん元気になっていった。




本当は罰なんかどーでもいい。




俺は先生が元気になればそれで良かった。
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