オレと先生のハナシ【長編・完】

愛可

「明日香ー?」



「…………」



慎君が帰ってから元気がない明日香。


やっぱり泊まってほしかったみたい。


私も本当に残念。
もう少し話がしたかった。


でも自分から泊まれば?と言ったくせに帰ります・と言われた時、更に好感度がアップした。



「明日香?慎君いい子だね」



「………」



そう言われて嬉しかったのかニコッと笑う明日香。



「本当にさ!!」



礼儀正しいし、私の事も気にしてくれてるし。


それに明日香の事本当に大事にしてるし。




「明日香、私本当はね………やっぱいいや!!」



「何?」



「何でもないよ♪」



「そう。…あ!愛可、山崎君に身長聞いたんじゃないでしょうね?」



ギクッ!!



「聞いたんだー。私の時も湘の時もそうだったよねー」



「つい…ね♪やっちゃった♪」



初めて会った人の身長を聞いてしまう……前よりは減ったけど私の癖。



「で山崎君何センチだって?」



「知らないの?」



「詳しくはねー」



私が慎君の言った通りに言うと明日香はゲラゲラ笑った。

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