オレと先生のハナシ【長編・完】
第22章
月曜日




今日も俺と正雄は先生と待ち合わせをして朝からゲラゲラ笑い、いつも通り



「じゃまた後でね!!」



先生は手を振って



―――ガサガサ♪――――


すると
俺達の方を振り向き、また手を振って行った先生。




「あっはは!……可愛いー!2回も手振った!!……と今、思ってただろ?」



俺は正雄を睨んだ。



だって




大正解。




そして俺はなぜか言いたくなった。



「本当!!可愛すぎなんだってマジで!!2回目の時、少し大きく手振っただろ!!………こーゆー感じ?それも可愛すぎ!!」




「あっはは!そこがバカなんだって!!わざわざ、やらなくていいから!!」




「俺かなりハマってるもので」



「見てりゃ解ります」




それからも色々な話をしながら
いつも通り見回りをして
いつも通りの時間に登校して
いつも通り



―――ガラガラ♪―――――



「皆!おはよう!!
えーっと今日は……」



何も変わらない1週間が始まった。

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