オレと先生のハナシ【長編・完】
するとおばさん先生が俺の右腕を掴み




「何やってるんですか!!手を放しなさい!!」




「うるさい」




「なっ!?」




おばさん先生はまだ何か言いたげだったけど、俺はすぐ女の先生に目を向け




「ソイツに先生は居ないって言って下さい」




「わ・解ったわ!」



女の先生はすぐ電話に出る――おばさん先生はというと、ふん!っと言いながら手を放した。
そして





「……先生、落ち着いて」




「………グスッ」




じーちゃん先生も何も言わず、先生の肩をポンポン叩き
体育の先生、電話を終えた先生も



「清水先生、落ち着いて下さい」


「清水先生、居ないって言いましたから大丈夫ですよ」



と声を掛けティッシュを差し出す女の先生。



「……す・すいません。……あ・ありがとうございます。
………はぁー。ど・どうもすいません」



顔を上げた先生。




俺が手を放すと先生は少しニコッと微笑み
3人の先生達にも頭を下げながら少しニコッと微笑む

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