オレと先生のハナシ【長編・完】

慎〜良い仲間・良い……〜

『後で呼び出すと思う』




職員室に居た時の冷静さと、抜け出せそうと思った心はもう無い。


教室に戻る時、体育の先生にそう言われた俺の頭の中は


ただ





先生だけが色々言われてるじゃないか




先生だけが責任を取らされるんじゃないか




と・先生だけが―――でいっぱいで、待つだけの俺をどんどん不安にさせる。



「はぁー……」





―キーンコーンカーンコーン♪―




「慎どうしたんだ?」

「……何かあったのか?」



4人が俺の所に来て、武と正雄が聞いてきても




「………悪いけど…」




今は誰とも話したくなかった。




授業中もどんどん不安は大きくなり




4時間目の終わり
教室を出ようとした俺に隼人が



「慎、購買行くの?」



「……いや…」



もう俺は待ってる事が辛すぎて、職員室に行こう・と思っていた。



「じゃどこに?」




「………」



でも俺が行ったら、先生の立場が更に悪くなるかもな……



「…やっぱ購買……」




……今は待つしかない。




そして昼休み
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