オレと先生のハナシ【長編・完】
すると正雄は何も言わず立ち上がり




「じゃ戻ろうや!」



「だなっ!」



と武。


トロトロ教室に戻る間隼人と篤史が購買について




「遠いいと思う!3年の俺らには不利だ!!いつもメンチサンド買えない!」



「走って買いに行きゃーいいじゃん」



「走っても買えないの!!あー!メンチサンド……1年の時、食べたきりだーー食べたいっ!」



「だったら1年か2年に頼めば?」



「あー!!いいかもソレ!!」



今になって気付いたのか……と思いながら
2階に上がり3階に上がろうとした時、後ろから




「山崎!!」



振り返ると体育の先生だった。



急に早くなる俺の心臓。


すると



「今、いいか?」



コクっと頷く事しかできない。



「じゃちょっと」



俺はまた頷き
そして正雄達に



「…って事だから」



すると正雄が



「じゃ行ってる!!」



トコトコ3階に上がって行く4人。



「じゃ行くぞ」



「は・はい」




俺は体育の先生の後に続いた。
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