オレと先生のハナシ【長編・完】
なぜそんな事を聞く?



何かあるのか?



携帯を見る……



「……きてないです」




「そうか。まー連絡はくると思うけど、先に言っておく。
清水先生は帰った」



「え…何で?」




「あの後からもな、清水先生を出せ!って電話があったんだ。
それでだ。
表向きは体調が悪いって事になってる」



「そうすか。解りました」




「後は清水先生に聞け。
でも、これだけは言っとく……お前との事があったからじゃない」




はぁ??




……!!




「辞める!?」



「校長先生も納得してるって言っただろー!それは無いから安心しろ。
後は清水先生に聞けっ!解ったな?」



「は・い」



安心しろ・って言ってもな……



そんな事を言われたら余計、安心できない。



でも…



「……あのー何で黙っててくれるんですか?
先生の事好きとかですか?」



黙っててくれるのは正直嬉しい。


でも俺はこの先生と接点が無い。


あるのは先生で、先生が好きって気持ちだけで黙っててくれるのかも……。




すると先生は目を大きく見開き

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