オレと先生のハナシ【長編・完】
「先生、今日俺さ、武と隼人と篤史にも先生と付き合ってる事話したんだ。
だから武達にも休む事、話していい?」




「いいけど……中村君達ビックリしてたんじゃない?」




「うん。口、ポカーンってね」




正雄が面白いからって携帯のカメラで撮る位、武達3人は綺麗に口をポカーンとした。



特に一時期先生の事を好きだった武のポカーン度は凄くて………



しばらく固まっていた。



でも3人供ポカーンになるのは当然だなと思った。



付き合ってると聞くだけでビックリするはずなのに、それから先生の事、そして見られた事を一気に聞く事になったのだから。




「でも、真剣に話聞いてくれたよ」




そして最後には



『見られたのはマズかったけど、まぁーお前も先生も大丈夫でよかったじゃん!』




とか、色々……。





「そっか」




「うん。先生、俺達の事だけど……」




「うん」




俺自身、後回しにしてた事。



それは先生も同じだったのか先生の声だけで、先生の顔が真剣な顔に変わったのが目に浮かぶ。

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