オレと先生のハナシ【長編・完】
嬉しいと思っちゃいけない。
でも
「なんか慎……嬉しそう」
顔には出てるらしい……篤史に言われる。
「だってよー」
――――ガラガラ♪―――
「え?」
「先生は?」
昨日の帰りと同じ
違う先生が入ってきたから、うるさくなる教室。
するとその先生は出席名簿を叩きながら
「席につけー!」
「残念でしたー!」
隼人がそう言うと篤史は舌打ちをして自分の席へ。
全員席についても教室はガヤガヤうるさいのは変わらない。
「静かにしろー!
えーー清水先生は風邪でしばらく休む。
皆も風邪には気を付ける事。
では今日は……」
つい数時間前―――
おはようも聞いた。
笑い声も聞いた。
なのにやっぱりココでも聞きたくなる。
俺は気が付くとポケットの中にある四角い物体を握っていた――。
先生は白。
俺は黒。
先生がくれた色違いのサイコロのストラップ。
でも
「なんか慎……嬉しそう」
顔には出てるらしい……篤史に言われる。
「だってよー」
――――ガラガラ♪―――
「え?」
「先生は?」
昨日の帰りと同じ
違う先生が入ってきたから、うるさくなる教室。
するとその先生は出席名簿を叩きながら
「席につけー!」
「残念でしたー!」
隼人がそう言うと篤史は舌打ちをして自分の席へ。
全員席についても教室はガヤガヤうるさいのは変わらない。
「静かにしろー!
えーー清水先生は風邪でしばらく休む。
皆も風邪には気を付ける事。
では今日は……」
つい数時間前―――
おはようも聞いた。
笑い声も聞いた。
なのにやっぱりココでも聞きたくなる。
俺は気が付くとポケットの中にある四角い物体を握っていた――。
先生は白。
俺は黒。
先生がくれた色違いのサイコロのストラップ。