オレと先生のハナシ【長編・完】
俺は勢いよく立ち上がり




「べ・別に!!」




そう言うと先輩は肩を震わせながら笑い




「前から餃子食べたいって言ってただろ?今焼いてるから待ってて、店長からのサービス!」




「まじっすか!?やった!!」




ココの餃子は数量限定で、ラーメン同様美味い!と大人気!


今日もバイト中、終わりって言われた


なのに先輩はご飯と一緒に持ってきてくれた♪




「ありがとうございます!!」





俺は携帯を取り出し餃子と一緒に







「あはは!撮ってやろうか?」




また両手に餃子を持って先輩登場!!





「さ・3皿も…いんすか?」




「ああ、いんですよ〜」




そう言いながら携帯を取られ




「ほら、笑え〜!!」




いいって言っても返してくれなくて





「コレ彼女に送るつもりで?」




「はい!!」




――――カシャ♪





「よし!…じゃ、ごゆっくり〜」





あんなところで撮るなんて……




でも、自分でもいいと思ってしまう――




ニコっと笑った俺が画面に写っていた。


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