オレと先生のハナシ【長編・完】
「山崎君、もう大丈夫だよね?」




先生も解ってる。
かなり遠いって。


でも、俺に言って欲しいんだ。




「大丈夫だよ。先生」




すると息を吐く音がかすかに聞こえ




「うん!!
山崎君、ありがとう」




いいのに、そんな……でも嬉しい。




「うん。……先生?
夜……いつでも電話して?
俺はいつでも大丈夫だから」




「………解ってたんだ」




「解るよ。
全部って訳じゃないけど……家の前でもいいし、ドア開けられない時でもいい、部屋に入ってからもいつでも何回でもいいから電話して。
俺、待ってるから」





「……うん」


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