オレと先生のハナシ【長編・完】
「どこで待ってる?」




「じゃ、購買で」




「解った!」




正雄はそう言って階段へ向った。




帰る。




そう何度も言った。
でも正雄は、おごり足りない!今日おごらなきゃ意味がない!――って自分の信念みたいのを言うから




『解ったよ……』





購買にはパンを売ってるおばちゃん誰1人居ない。




自動販売機が起動してる音だけ。




俺は耳にイヤホンをはめ音楽を聞く事にした。




テーブルに突っ伏す――





アメリカのミクスチャーロックバンド―――最近ハマってる。




激しい曲は脳みそにドーーン!とくる位の高音での叫び声。
でもバラードになるとよく通った綺麗な高音に変わる。




曲も声も大ハマり。
動画サイトでライブも見た。




いいなーやっぱり………











トントンと肩を叩かれた―――







「…………!!」



「やっぱり」


< 477 / 506 >

この作品をシェア

pagetop