オレと先生のハナシ【長編・完】
「3組……」




卒業式はとにかく長い。


けど俺は頭、頭の隙間から先生を見ていた。



もう学校で見れるのは今日で最後だから―――





「4組………」




次々に名前を読み上げる先生。




篤史も武も正雄も返事をして立ち上がる。




「山口 隼人」



「はい!」



「山崎 慎」



「はい」




立ち上がり先生を見ると先生は皆――クラスの俺達を見てニコッと笑っていた。




「4組代表者……」




どんどん近づいてきている


最後が

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