オレと先生のハナシ【長編・完】
夜――俺は公園の入り口で先生を待っていた。





『少し遅れます。ごめんね。』




そうメールがきても会えるから俺の心は弾む。







――ブーン―ブーン……―――




何台か車が通り過ぎた後、タクシーがゆっくり―――




停まった。





車内の灯りが付いて、俺の足が前へ出る。





ドアが開いて降りた人は俺を見ると




「や・やま………」





首元には昼間付けてなかったハートのネックレス

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