オレと先生のハナシ【長編・完】
「先生、顔上げて」




そう言っても俯いたままの先生。
覗き込もうとするとプイっとそっぽを向いてしまう。




「先生……」




俺はまた先生を抱き締め




「会えたのにさ………先生、俺が色紙になんて書いたか解った?」




クラス全員が書いて佐々木が渡した色紙には名前が書いてない。




先生が誰が書いたか考える方式。





「先生…最高」






「………違うよ」




「えっ!?」




「♪やっと見れた♪」




目が少し腫れていても昼間よりずっと綺麗で可愛い


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