残念なイケメン、今日も我が道をゆく
「あぁ、これね。付き合いの古い会社は未だに、この旧書式なのよね」
そう言いながら、不備がないかチェックしてくれる江崎さんを俺は待ちながら見ていた。
「問題無いわ。さすが御堂くんね。初めてだと言ってたけど何も問題無く出来てるわよ」
そう言って、少し緩めてくれる表情にドキッとしつつ
「それなら良かったです。ではコレ持って外回りに出ます。ありがとうございます」
そう、お礼を告げてその前を離れようとすれば
「御堂くん、そのまま外回りはやめなさい!ちょっと待て!」
そう言うと俺の前に回り込んで、俺のネクタイを直してくれる。
「営業マンは身だしなみも大事でしょ?しっかりなさいよね!」
そう言うと、江崎さんも仕事をするため自身のデスクに戻って行った。
言い方はキツいかもしれないが、それはいつでも正しくて。
そして、暖かい。
きつい叱責もある時はあるが、それだってそれ相応のことをしてる時である。
毒舌なんて言われているが、江崎さんは面倒見のいい、暖かい女性だと思っている。
なんとか、その彼女のうちに入れないかと考える日々が続いている俺だった。
そう言いながら、不備がないかチェックしてくれる江崎さんを俺は待ちながら見ていた。
「問題無いわ。さすが御堂くんね。初めてだと言ってたけど何も問題無く出来てるわよ」
そう言って、少し緩めてくれる表情にドキッとしつつ
「それなら良かったです。ではコレ持って外回りに出ます。ありがとうございます」
そう、お礼を告げてその前を離れようとすれば
「御堂くん、そのまま外回りはやめなさい!ちょっと待て!」
そう言うと俺の前に回り込んで、俺のネクタイを直してくれる。
「営業マンは身だしなみも大事でしょ?しっかりなさいよね!」
そう言うと、江崎さんも仕事をするため自身のデスクに戻って行った。
言い方はキツいかもしれないが、それはいつでも正しくて。
そして、暖かい。
きつい叱責もある時はあるが、それだってそれ相応のことをしてる時である。
毒舌なんて言われているが、江崎さんは面倒見のいい、暖かい女性だと思っている。
なんとか、その彼女のうちに入れないかと考える日々が続いている俺だった。