クールな公爵様のゆゆしき恋情2
私はアレクセイ様に抱えられ、ヘルミーネ様は護衛騎士の隊長に抱えられ、鉱山を脱出した。
地上に上がると、騎士に保護されていた子供達が駆け寄って来る。
「ラウラさま大丈夫?」
自分達だって大変な目に有ったのに、私のことを心配してくれている。
嬉しくなって笑顔で応える。
「大丈夫よ、心配してくれてありがとうね」
「良かった。地下に閉じ込められたの? あっ、ここ怪我してるの?」
ルカの妹のエミリちゃんは幼いせいか、特に私に屈託がない。
近付いて来て小さな手で私の破れてしまったドレスに触れる。
見れば何かに引っ掛けたのか破けてしまっていた。
「何かに引っ掛けたみたい。怪我じゃないわ。エミリちゃんは大丈夫?」
「うん、疲れたけど」
「そう。今日はゆっくり休んでね。シスター達にも言っておくから」
「うん、ねえラウラ様……」
まだまだ話したそうなエミリちゃんだったけど、しびれを切らしたようなアレクセイ様が私をふわりと抱き上げてしまった。
「すまないな。急いでいるから今日はここまでだ」
「えーー」
残念そうなエミリちゃん。
「ごめんね、また来るからお話しましょうね」
にこりと笑って手を振るとエミリちゃんも嬉しそうに手を振った。
地上に上がると、騎士に保護されていた子供達が駆け寄って来る。
「ラウラさま大丈夫?」
自分達だって大変な目に有ったのに、私のことを心配してくれている。
嬉しくなって笑顔で応える。
「大丈夫よ、心配してくれてありがとうね」
「良かった。地下に閉じ込められたの? あっ、ここ怪我してるの?」
ルカの妹のエミリちゃんは幼いせいか、特に私に屈託がない。
近付いて来て小さな手で私の破れてしまったドレスに触れる。
見れば何かに引っ掛けたのか破けてしまっていた。
「何かに引っ掛けたみたい。怪我じゃないわ。エミリちゃんは大丈夫?」
「うん、疲れたけど」
「そう。今日はゆっくり休んでね。シスター達にも言っておくから」
「うん、ねえラウラ様……」
まだまだ話したそうなエミリちゃんだったけど、しびれを切らしたようなアレクセイ様が私をふわりと抱き上げてしまった。
「すまないな。急いでいるから今日はここまでだ」
「えーー」
残念そうなエミリちゃん。
「ごめんね、また来るからお話しましょうね」
にこりと笑って手を振るとエミリちゃんも嬉しそうに手を振った。