クールな公爵様のゆゆしき恋情2
「すっかり敏感になったな」
アレクセイ様は満足そうに呟くと、更に大胆に手を這わせ始める。
「ま、待って!」
激しく抵抗すると、アレクセイ様は眉をひそめた。
「待ちたくない」
「だ、駄目。今日こそちゃんと起きたいの!」
アレクセイ様の妻としてフェルザー公爵家で暮らし始めてから、早くも半月が過ぎた。
慣れない土地での暮らしに不安は有ったけれど、夫となったアレクセイ様をはじめとしたフェルザー城の人々の温かい気遣いで、とても快適に過ごしている。
ただ、悩み事もある。
その一つが、連日寝坊してしまっていることだ。
寝坊の原因は、アレクセイ様。
毎夜、なかなか眠らせてくれなくて、睡眠不足からつい寝過ごしてしまう。アレクセイ様の温もりの消えたベッドでひとり目覚める毎日。
おかげでアレクセイ様の腕の中で目覚める幸福感を、今日初めて知ったのだ。
アレクセイ様は満足そうに呟くと、更に大胆に手を這わせ始める。
「ま、待って!」
激しく抵抗すると、アレクセイ様は眉をひそめた。
「待ちたくない」
「だ、駄目。今日こそちゃんと起きたいの!」
アレクセイ様の妻としてフェルザー公爵家で暮らし始めてから、早くも半月が過ぎた。
慣れない土地での暮らしに不安は有ったけれど、夫となったアレクセイ様をはじめとしたフェルザー城の人々の温かい気遣いで、とても快適に過ごしている。
ただ、悩み事もある。
その一つが、連日寝坊してしまっていることだ。
寝坊の原因は、アレクセイ様。
毎夜、なかなか眠らせてくれなくて、睡眠不足からつい寝過ごしてしまう。アレクセイ様の温もりの消えたベッドでひとり目覚める毎日。
おかげでアレクセイ様の腕の中で目覚める幸福感を、今日初めて知ったのだ。