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視察先でのラウラのアレクセイを非難する所はスカッとしました。その後の、イザークへのヤキモチだったりはちょっと、ざまーみろと思うくらいでした。相変わらず、ラウラへの好き好き光線は止まらないなく、キュンとしましたー。
前作は、結婚するまでの過程。そして今回は、結婚した後の二人の物語。 公爵の妻としての自分を持ち、まっすぐに突き進む主人公。視察先の令嬢の振る舞いに、自分自身の価値を見失いそうになりながらも、それでも持ち前の明るさでそれを乗り切ります。 前半は、悩む主人公に、後半は吹っ切れた主人公から、読んでいてすっきりしました。今回は、夫である公爵様も、なんだか頼りないし、視察先の令嬢に言われるまま鵜呑みにしたりと、読んでいてイライラ。だからこそ、後半の主人公の切り返しがすごくよかったです。もっと、言ってもよかったぐらいです。すごくすっきりしたし、面白かったです。
第1シリーズでは、後半から二人の拗れた思い違いが繋がり、公爵としてやっと甘い顔を見せはじめ上手く回り出した二人の生活でした。この第2シリーズでは公爵夫人としての役割をまっとうしようと主人公が頑張るも、視察先の令嬢に心を振り回され、公爵も信頼しているからこそ気を抜いている部分が見受けられました。令嬢とは(仕事とはいえ)ずっと一緒なのにとヤキモキする中で街の女性の強さに自分を思い出し、そこからの強い意志を持って公爵夫人として活躍する主人公に心惹かれました!! 子どもができて生まれたあとの父・母としての二人の顔も見たいなぁと想像が膨らみ、続きが読みたくなる作品でした!!