クリスマスLOVE【オムニバス短編集】
「はい…ずっと、そばに……」
返された彼女からのキスに、淡くワインが香る。
「……後で、ケーキもあるからな…」
言うと、
「……素敵な、イヴですね」
彼女が、にっこりと俺に微笑んだ。
……その笑顔に、本当にいいイヴだと思う。
最高の夜だ……今までの、騒いで飲み明かしたクリスマスが、嘘のようだった。
幸せって、こういうものなのか……これは、当たりだ。三枝
そんな風にも思いながら、目の前の愛しい彼女に、少し深い口づけを贈った……。
愛してる、栞……Very merry christmas♡
-end-