クリスマスLOVE【オムニバス短編集】

「……私のために、無理してくれたんでしょ? ごめんね…」

営業部のトップである彼が、きっとそれだけ仕事を詰めたんだろうことは、容易に想像がついた。

「……なんで、謝るんだよ」

と、ぽんぽんと頭が叩かれて、

「…うん、ありがとうね…圭吾」

彼といられることがただ嬉しくて、その首にきゅっと腕をまわすと、

痛いくらいに、腰が抱き締め返された。


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