紅の葬送曲

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翔鷹本部に戻った私達はデスクワークをするために執務室に向かった。





すると、誰もいないはずの執務室から騒がしい声がした。





廊下まで響く声は女の人のものだ。





しかも、一人じゃない。





「げ……、騒がしい奴らが来たな……」




聞こえてくる声に、寿永隊長はドアに手をかけながら嫌そうな顔をする。




と同時に、執務室のドアが勢いよく開いた。





突然開いたドアに受け身を取るのを忘れた寿永隊長の顔面が直撃する。





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