また君に恋をする
*・*・*・*
「っ!」
……………
あ…。
「夢…、」
勢いよく起き上がった私は、自分の部屋ではない場所で寝ていたことがわかった。
外は明るく、9月に入ったのにまだ夏の続く今日も太陽は元気だ。
「あ、そっか…、」
ダルい体をもう一度ベットに倒して、目を閉じた。
体育してる途中に倒れたんだっけ…。
横目で見た時計は、13時を指していて1時間も寝ていたことを理解した。
もうすぐ5限目が始まるし、着ていた体操服から制服に着替えようか迷っていた時。
ポケットに入っていた携帯が鳴った。
「…はい、」
スマホの画面に表示されてた名前は、この間登録したばかりの名前。
寝起きで、出ているか出ていないかくらいの声で電話に出た私に向こうで笑った彼。
『おはよう。』
「おはよー…。」