また君に恋をする
色んなことがあった文化祭。
嫌だったメイド服を着て、お客さんである男にナンパされた。
それを奏多くんが助けてくれて、今日だけで2回も守ってもらった。
教室の前にいた女子に囲まれる奏多君にヤキモチを妬いて、機嫌を損ねたりもした。
でも彼は、落ち込んでいる私を笑顔にしてくれた。
一緒にいる時間は本当に楽しくて、笑ってばかりだった。
前よりも奏多くんを知れて、好きは前よりずっと大きくなった。
そのあとのエンディングセレモニーでは、うちのクラスがブッチギリの優勝を発表。
何だかんだ、結果オーライで高校2回目の文化祭は幕を閉じた。