また君に恋をする


「よし、飯食いに行くか。」




夜の7時。


喜連である彼らがやるべき仕事を終わらせて、1階へ降りてきた。



そのあと、みんなでご飯を食べに行って夜の10時には家に帰った。


やっぱり喜連の幹部となれば、街で知らない人はいない。


一緒に歩けば周りは騒ぐ。


そんな人たちと一緒にいられるって、私は本当にすごいことをしていると思う。



帰りは奏多くんに送ってもらって、いつも通り『またね』をした。


バイバイじゃなくて、またね。


彼とまた明日会えることを実感できるから、この言葉が好き。


部屋から奏多くんのキャラメル色が見えなくなるまで、見送り私は制服を着替えた。

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