また君に恋をする
だけど教室についても、授業中になっても何回も確認してしまうメモ。
私は弱虫だ。
今すぐ頼って、今すぐ誰かに助けてほしい。
こんなことされて悔しいし、泣いていいのなら泣きたい。
だけど、それが全て許されるわけじゃない。
今は少し、少しだけ…、我慢すればいい。
何回もそう思っていると、あっという間に時はやってきた。
「あんたなら来ると思ったよ。」
約束通り、昼休みに体育館裏に行った。
そこにいたのは5、6人の先輩達。
「で、まだ離れないんだ?」
「またその話…。」
冷めた私の態度を見て、先輩はイラつきを見せる。
「じゃあ連絡先、教えてくれない?」
「はい?」
「知ってんでしょ?教えなよ。」