また君に恋をする
*・*・*・*
「痛っ!痛いっすよ!」
「ははっ、悪ぃ悪ぃ。」
みんなより一足先についた病院に、私はシュウトと春翔と龍也の4人でいた。
案の定、シュウトとの体はボロボロ。
全治1ヶ月の入院だった。
そんなシュウトにちょっかいをかける龍也と、どこかへ電話をしに出て行った春翔。
「俺、飲み物買ってくるわ。」
「あ、うん。」
そして、龍也も飲み物を買いに部屋を出て行った。
「シュウト…、大丈夫?」
「え?こんなんへでもないっすよ?」
「ごめんね。」
「俺こそ、弱っちくてすいません。」
笑うだけでも顔は痛いはずなのに、ニカっと笑うシュウト。
足の骨は折れていて、指にも包帯やギブスを巻いている。
そんな痛々しいシュウトを見て、私は何度も謝った。