また君に恋をする


「おーい!買ってきたぞー。」


「うわ!買いすぎですよ!」


「お前喉乾いてねーの?」


「俺、今炭酸飲んだら死ぬっす!」




そして帰ってきた龍也と春翔。


腕いっぱいのジュースを抱えていて、まるで今からパーティをするくらいに。




「桃と春翔はミルクティだから、ジュース全部お前な?」


「ありがたく受け取ります!」




口の中も切れていて、炭酸を飲んだら痛いのに龍也が買ってきたものを、全部受け取るシュウト。


それをベットの横にある棚に一本ずつ並べていた。




「じゃあまたな。」


「ありがとうございました。」




夕方の4時。


散々、病人のシュウトをいじりまくった私たち。


また明日も来るねと約束をして、病室をあとにした。




「龍也さん、俺桃さん送ります。」


「んあ?俺も一緒に行くよ。」


「芽衣さんのとこ行って下さい。」




そう言えば芽衣、4時に追試終わるとか言ってたっけ。

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