また君に恋をする
部屋の前について、ノックをするけど返ってくる気配はない。
寝てるって言ってたし、昨日ので疲れてるんだろうな。
遠慮気味にゆっくりドアを開けた。
中には私の大好きな香りが広がっている。
ベットを見るとスースーと寝息を立てている奏多がいた。
ゆっくりとドアを閉めて、久しぶりに来たこの部屋を見渡す。
私が作ったアルバムや、写真たて。
コルクボードがたくさん置いてある奏多の部屋。
私って、世界で一番幸せ者だ。
そして、机の上に置いてあった可愛らしいノート。
「あ、これ…、」
私が好きなキャラクターのノート。
可愛くて自分じゃ使えないからって、奏多にあげたんだ。
「こんなのまだ使ってるんだ…。」