また君に恋をする
「わ、すっごい人。」
「やべーな。」
神社について周りを見渡すと、人、人、人…。
もう人だらけ。
「とりあえず飲み物買う?」
「そうだな。」
足を進めるのも半歩ずつくらいの人混み。
飲み物を買うのにも一苦労っぽい。
「あ!芽衣と龍也。」
「どこ?」
「そこ!」
2メートルくらい先に、人混みに紛れている2人を見つけた。
楽しそうに歩いている2人。
芽衣、やっぱり紺色の浴衣にして正解じゃん。
「合流できる?」
「うん!すぐそこにいる。」
「飲み物買いに行ってくるから、2人と合流してて。何かあったらすぐ連絡して。」
「わかった!」
繋いでいた手を離して、前へ進んで行った奏多。
それを見届けて、見つけた芽衣と龍也から目を離さず2人の方へ歩き出した。
後ろ姿でも美男美女オーラが出てる2人に、もうすぐ声が届きそうな時。
「あれ、お姉さん可愛い。」
「こんなところで1人?」
「一緒に遊ぼうよ。」