きらい、すき、きらい。
ーー…。ーー
南「ねー、綾花?
起きとるよねー?
まあ、そのままでいいけん聞いて。」
綾「ズズっ…うん。」
ーーあー。綾花泣いてたのか…ーー
菜々香と南は顔を見合わせて
小声で《よっしゃ!》
南「綾花ー?話はまあ、大体聞いた。
あのさ…んー、綾花は奏と明日美とやないといや?
南と菜々香じゃダメ?」
綾「違う!!そうじゃない!」
南「うん、わかっとる。
けどね、菜々香は悪くないよね?
わざわざ呼びに来てくれた人に
奏たちじゃなかったから…とか。
菜々香に失礼やない?」
綾「うん…。」
南「ね、奏たちとはさ、
明日一緒に回ろうよ。
直樹班と奏班と南班合同で!
もちろん菜々香もね!」
菜「あらー、綾花が嫌じゃなければー」
綾「嫌じゃない!ごめん、菜々香。
そういう意味で言ったんやないと。」
南「綾花、謝る時は顔見せな!
菜々香に伝わらんよ!」
ーーガチャ…バタン。
綾「菜々香。ごめんね…。」
菜「いーよー!
明日一緒にアラモアナね!」
南「よし、ちゃんとご飯食べよ!」
綾「うん!」
南「おっしゃー!南班出動ーー!」
菜「おーーう!」
ーー…て、菜々香は奏班だって。
ん…?ちょっと待て。
いまバタンっつたか?ーー