昨日の夢の続きを話そう
「お代はちゃんと払います。割引とか使いませんので! ほんとにごめんなさい……」
本当に私、なにしてるんだろ……。
立ち上がると、やたら意識して身体に力を入れたせいか、椅子が大げさに倒れそうになって、後ろの親子が食事の手を止めて注目した。
椅子が倒れる前に、支えてくれたイケメン店員さんとその親子にぺこりと頭を下げ、そそくさと伝票を持ってレジに向かおうとしたとき。
「__あの、」呼び止められた。「ちょっとだけ、待ってて貰えますか?」
なんだろう、と不思議に思って振り返る。
イケメン店員さんは、私が立ったばかりの椅子を片手で指し示し、軽く頷きながら微笑んだ。
え、なにごと……?
立ち尽くしたまま、しばらく待った。
店員さんはすぐに厨房の中に入っていってしまったので、意味がわからないが勝手に帰ることも出来ないでいる。
後ろに座ってた親子がお会計しに席を立った頃。
「お待たせ」
イケメン店員さんが戻ってきた。
お盆を持っていて、その上に置かれていた真っ白の大きめなカップを、カウンターにコトリと置いた。
「……え。っと……?」
なんだろ。
注文した覚えはない、けど。
「お口に合うかわからないけど、良かったら飲んでみてください」
店員さんは、戸惑う私に爽やかに言った。
本当に私、なにしてるんだろ……。
立ち上がると、やたら意識して身体に力を入れたせいか、椅子が大げさに倒れそうになって、後ろの親子が食事の手を止めて注目した。
椅子が倒れる前に、支えてくれたイケメン店員さんとその親子にぺこりと頭を下げ、そそくさと伝票を持ってレジに向かおうとしたとき。
「__あの、」呼び止められた。「ちょっとだけ、待ってて貰えますか?」
なんだろう、と不思議に思って振り返る。
イケメン店員さんは、私が立ったばかりの椅子を片手で指し示し、軽く頷きながら微笑んだ。
え、なにごと……?
立ち尽くしたまま、しばらく待った。
店員さんはすぐに厨房の中に入っていってしまったので、意味がわからないが勝手に帰ることも出来ないでいる。
後ろに座ってた親子がお会計しに席を立った頃。
「お待たせ」
イケメン店員さんが戻ってきた。
お盆を持っていて、その上に置かれていた真っ白の大きめなカップを、カウンターにコトリと置いた。
「……え。っと……?」
なんだろ。
注文した覚えはない、けど。
「お口に合うかわからないけど、良かったら飲んでみてください」
店員さんは、戸惑う私に爽やかに言った。