男性恐怖症なんて関係ない!?
璃々side



と……とりあえず行かなきゃ


ケータイを開いて時計を見る



やばい……あと2分




泣いてたって始まんない
涙をふいて普段走っちゃいけない廊下を全速力で走る




この学校はじめに説明したようにレコーディング室やダンスレッスン用の部屋など色々な設備があって広いんだ



おかげであたし達が練習する部屋まで……遠いのです




「わー!あ!すみません……」


勢いよく開けたドアの目の前には蓮先輩が……


「……おい!」

「す……すみません……」

そうなんです……この扉押すではなく引く……
そして扉の前には蓮先輩……

蓮先輩との距離わずか5cm……



「どうしたの?そんな慌てて」
陽向先輩が話しかけてくれる


「集合時間に間に合わないかと……」


「なるほどね?てか、さっきのはマジ焦ったよ!
蓮とキスでもするのかと(笑
まぁどーでもいいけどねー?」



ど……どーでもいい?そんなわけ……
とりあえず部屋に入ってあれから蓮先輩の顔なんて見れなくてそーっと準備をする




すると大空先輩が入ってきた


いつも通り結局時間通りに行かないあたし達


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