男性恐怖症なんて関係ない!?


昨日は葵の言っている意味が1ミリたりとも理解出来なくて1人で悩んでて...


「おーきーろー!」

「ぇ?なになに?」

待って気づいたらまさかの朝ってやつ?

嘘でしよ!?

「朝だよ!学校遅れても知らないからね!」

「まって?学校?」

「とりあえず落ち着いて?
いまの時刻7時57分ね?電車乗ること考えて?遅刻するからね?分かった?なら起きて!」


「えーーーー!遅刻?
うそー!もっと早く起こしてっていつも言ってるじゃん!なんでよー!早く出てってーー!」


何が落ち着いてだ!
落ち着けるわけがない...
あの電車を逃したら遅刻確定...
遅刻ということは反省文...やだ...やーだー!


「はぁ...間に合った...」

「ほんとに璃々!いい加減一回で起きてよ!」

「ちゃんと起こしてよ!あのクソ親みたいに起こさないとマジないから!」

「いや...起こしてるよ!でもね?よだれたらして寝てんだよ?」


「それ余計ね?」

グダグダと文句言ってるとたどり着いた学校滑り込みセーフ!

ほんと葵には迷惑しかかけてません!


「今日から6月で梅雨に入るしやる気なーい日々が続くだろうけど頑張るように!」

「はぁーい」

もう既にやる気なんてない...


でもこの学校本格的なレッスン(授業)以外テキトーでよかった...


「璃々ー!」

出たよテンション高い葵さん...


「廊下は走るな!」

「分かってるー!」

いやあんたは先生と友達か?!


4月に入学してきて、もぉ6月...早い2ヶ月だったなぁ


7月は夏休みにオーディション...
みんなが実力を発揮する時期...
あたしやっていけるかな?


みんなが競走ゲームの中で日々争ってます...


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