男性恐怖症なんて関係ない!?
璃々side



やってしまった…。


まさか先輩達の前であーなるなんて思ってもなかった…。


少し前進できたと思ったんだけどな…。


そう簡単には行かないみたい…。




心の中でため息をついた時…



「あれ…飲んだのか?」
そう先輩が指を指す先には精神科でもらった精神安定剤…。




この学校に入学している嬉しいことや楽しいことも増えた…でも辛いことも山ほど増えて…最近ではコントロールできなくなってきていて…つい2週間ほど前に発作がおきて貰った薬…。
1日3回…。





まさかバレるなんて思ってもなかった…



どうしよう…



「無理するなよ?あいつらが見てもわかんねーよ…。」




分からないものなんだ…


「良かった…」




気を利かせたのか先輩は出ていった…。




なんか申し訳ない…。


でも初めて思えた感情…。





「なんか…安心…した…。」




触れられたところが未だに熱い…。






自分の頭に手を置いて考える…


「なに…これ…?」



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